アスベスト除去作業
アスベスト除去作業は、アスベストを飛散させないために、定められた工法に基づいて慎重に行う必要があります。
エヌエステックでは、様々な技法と熟練を要する正確な作業の徹底によってアスベスト処理作業時の確実性・安全性だけでなく、作業効率を高めた粉じん飛散防止処理に努めています。
作業工程
アスベスト除去作業の工程を簡単にご紹介いたします。
特殊な環境での工事実績も多数ございます。
お気軽にお問い合せください。
※ 作業内容に関するお問い合せの際には、「ホームページの作業工程を見た」とお伝えください。
1.着工前
2.標識板の設置
3.浮遊石綿濃度の測定
4.養生
5.クリーンルーム(セキュリティ)の設置
6.負圧除塵装置の設置
7.エアレススプレイヤーの設置
8.粉塵飛散抑止剤吹き付け
9.アスベスト除去作業
10.密封処理
11.仕上げ
12.最終確認
13.養生解体
14.セキュリティ解体
15.清掃
16.完了
特殊環境での作業
エヌエステックは、前述のような特殊な状況下での実績も多数ございます。

事例:アスベスト対策工事・天井塗装工事
お客様の業務終了~業務開始までのわずか数時間で作業を終了するために、トローリーを利用し、足場設置・撤去に要する時間・手間を短縮し、わずか数時間でアスベスト除去工事の施工例です。
※ 基本的な手順は省略してあります。作業手順も併せてご覧下さい。
着工前~浮遊石綿濃度の測定
足場の設置
養生~各種設備の設置
粉塵飛散抑止剤吹き付け~石綿除去
密封処理~養生・足場の解体・清掃
完了
アスベスト被害について
アスベスト(Asbestos)は石綿(イシワタまたはセキメン)とも呼ばれています。天然にできた繊維状の鉱物で、軟らかく、耐熱・対磨耗性にすぐれ、かつ安価であったためため、建材製品(耐火壁・天井・軒天・間仕切壁・外壁など)、ボイラー暖房パイプの被覆、電気製品、自動車部品などに広く利用されてきました。特に、昭和40年代の高度成長期には、鉄骨造建築物などの軽量耐火被覆材として多く使用されてきました。
健康被害
アスベストは、目に見えないくらい細い繊維であるため、気づかないうちに吸い込んでしまい、肺の中に入ると組織に刺さります。そして、15~40年もの潜伏期間を経て、肺がんや悪性中皮腫(悪性の腫瘍)などの原因となるということがわかってきました。日常生活を営む上では、アスベストを吸収することはありませんが、高濃度に飛び散ること、長期にわたって大量に吸い込むことが大きく影響します。
飛散を防止するために
吹きつけアスベスト等が使用されている建築物を、解体・改造または補修する場合、定められた措置を施さずに解体等を行うと、アスベストが飛散する恐れがあります。
そのため、建物解体時に周辺へのアスベスト飛散防止を図るため、「大気汚染防止法」、「労働安全衛生法」、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」などで予防や飛散防止等が図られています。大気汚染防止法では、事業者は作業の場所・時間・方法などを都道府県知事へ届け出ることが定められており、解体等作業にあたっては、アスベスト除去する場所を隔離したり、集塵・排気装置を設置するなど、作業基準を遵守することが求められ、違反した場合には、処罰の対象となります。廃棄物処理法では、アスベストを一般の産業廃棄物よりも厳重な管理が必要となる特別管理産業廃棄物に指定しています。
アスベスト使用の確認方法
アスベスト使用の有無は、事前調査にて行う「設計図書による調査」、「現場目視による調査」、「分析調査による判定」などから確認することができます。設計図書による調査では、建物の竣工年、建物に使用されている建材の商品名などからアスベストの有無を判断することができます。
事前調査の詳しい内容につきましては、お気軽にエヌエステックへお問い合わせください。
アスベスト除去作業
アスベスト除去作業は、アスベストを飛散させないために、定められた工法に基づいて慎重に行う必要があります。
エヌエステックでは、アスベスト処理作業時の確実性・安全性だけでなく、作業効率を高めた粉じん飛散防止処理に努めています。詳しくは、アスベスト除去作業をご覧ください。
参考資料
EICネット 環境用語集
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?gmenu=1
環境省
「私たちの環境とアスベスト」(一般啓発用パンフレット)