キクスイSA工法とは

SA工法は水性シラン系吸水防止材と水性シリコン及び水性フッ素クリアー材を組み合わせる事で、高耐候性・高耐久性を実現し、長期にわたりコンクリートを保護。
合わせて別途ファンデーション工法及びグラデーション工法では、コンクリートと同質の色材と無機顔料を組みわせる事により、様々なシーンを演出する事が出来ます。劣化した表層コンクリートの再生、打ち損じ補修箇所の色補正も可能です。

キクスイSA工法(打放しコンクリート保護システム)とは

キクスイSA工法は、コンクリートの持つ素材感、質感を生かしながら高耐久なクリヤー仕上げにより酸性雨、中性化等の劣化原因からコンクリート構造物を保護する目的で開発した完全水系塗装システムです。
水系シラン系浸透性吸水防止剤『アクアベール500』で水分の浸入を防止。更に水系シリコン樹脂クリヤー『アクアベール1000・1500』又は水系ふっ素樹脂クリヤー『アクアベール3000・3500』との複合塗膜によりコンクリートの質感を損なわずに耐久性を向上させる工法です。

打放しコンクリート仕上げの変遷

シリコン系防水撥水剤の塗布
目的:コンクリートの防水性付与などコンクリート躯体保護
課題:施工後初期の下地濡れ色の問題/施工後の汚染問題
シラン系防水撥水剤への移行
目的:シリコン系材料よりも躯体への浸透性を高めた/防水性などのコンクリート躯体保護、仕上がり性の改善
課題:防水効果の性能は確保/ガス透過性が大きく、躯体の中性化に効果を発揮しない/躯体保護に疑問
樹脂系クリヤーの塗布(カラークリヤーとして使用)
目的:アクリル系、ウレタン系のクリヤー樹脂により躯体を保護/着色した半透明の仕上がりを提供
課題:コンクリートの質感低下/下地の濡れ色により仕上がりに問題
復号工法による仕上げ(現在の主流工法)
目的:シラン系防水剤と溶剤系アクリルシリコン樹脂または溶剤系ふっ素樹脂との組み合わせによるコンクリートの保護/高耐候性仕上げ工法の提供
課題:性能面について多く実績あり/仕上がりの濡れ性に問題発生(躯体の吸い込み差、補修跡が目立つなど)
完全水系工法SA工法の提供
水系シラン系防水剤と水系シリコン樹脂クリヤー又は水系ふっ素樹脂クリヤーとの複合による完全水系の躯体保護、高耐候性仕上げで下地補修箇所の柄合わせ(アート技術)との併用による下地から仕上げまでの一貫システム工法

○ コンクリートの質感を活かした仕上げの提供
○ 環境、住民、施工者に優しい完全水系の材料
○ コンクリートを苛酷な環境から保護する優れた塗膜性能

キクスイSA工法基本工程(例)

①着工前

②クラック・爆裂・汚染等劣化箇所

③クラックはIPH・他劣化はBR工法・BR-SS工法にて補修

④補修跡をSAファンデーション・グラデーションにて色補正

⑤SAアクアベール塗布にて完工

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キクスイSA工法カタログ(PDF)